西湘地域の茶葉に放射性セシウム検出

先日、西湘地域で採れた茶葉に暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されました。福島原発の影響が300km離れた小田原にも及んだことで、かなりショックです。
数値は神奈川県のホームページhttp://www.pref.kanagawa.jp/でも見ることができます。検査結果をすぐに公表することは、消費者の安全のために大変ありがたいことと思います。茶葉で検出された放射性セシウムの数値は以下のとおりです。
小田原市 780ベクレル/kg(5月11日)
大井町   64ベクレル/kg(5月12日)
箱根町  330ベクレル/kg(5月12日)
暫定規制値は500ベクレル/kgです。(神奈川県ホームページより)
ちなみにほうれん草では「不検出」となっています。10ベクレル/kg以下は測定できないそうです。
生産者には大打撃です。今後数値が規制値を下回っても足柄茶のブランドイメージは損なわれてしまいました。政府と東電による早急な補償が必要です。素人の考えですが、民主党が公約に掲げていた戸別所得補償制度のしくみ(例年の収入より減った分を補償する)を応用して、対応できるのではないでしょうか。
小田原は梅とみかんの産地で、梅はこれから収穫の時期です。梅にセシウムの影響はないのか、他の作物は大丈夫なのか気になります。
小田原でもこれだけの騒ぎになるのだから、福島や茨城で農作物や海産物を出荷できない人々はどれほどつらいことでしょう。